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不登校は面白い人生の幕開けだ

不登校生にとって先生の家庭訪問は逆効果 ?【前編】

森下幸泰

今回インタビューをさせて頂いたのは、「不登校学びネットワーク東海」で世話人をされている森下幸泰さん。前半では森下さんの不登校経験を伺いました。

ルネサンス高等学校

ー不登校になった時期は?

中学1年の10月くらいです。ただ小学校1年生くらいの頃から学校に行こうとすると気分が悪くなり、行けなくなるような感じがありました。

そうなった原因はいじめだったんですが、小学生の頃は担任の先生の対応が良く、直ぐに解決したので不登校にならずにすみました。

ただ、そこから学年が変わっても、クラス替えがある度に、気分が悪くなってしまうということは毎年ありました。

ー学年が変わってもいじめが続いていた?

クラス替えがあったので、いじめてくる相手は変わったんだけど、大なり小なり6年間いじめは続いているような感じでした。

ー不登校になったきっかけは?

気分が悪くて学校に行けなくなった時、担任の先生が他の生徒に「明日は必ず来るように」という伝言を伝えてきました。

それだと自分がサボっているような感じに聞こえてしまう。他の生徒にも自分がサボっていると思われてしまったんじゃないかとショックを受けました。

そこから完全に不登校になった感じです。

ー先生がそう言うということは不登校になる前から学校を休みがちだった?

休みがちというとこまでではないです。年間の欠席日数だと10日いかないくらいですね。

当時はまだ不登校という言葉がなく、登校拒否という言葉しかありませんでした。

不良とかで学校をサボる子はいたんだけど、そうじゃない生徒が病気でもないのに学校を休むというのが前例がなかった。

先生も対応がわからなかったという感じだと思います。

ー中学ではいじめられた?

中学ではクラスメイトに恵まれたのでいじめはなかったです。ただ、これまで6年間いじめられ続けていたので、学校生活自体に恐怖感みたいなものがありました。

中学になると校則があり雰囲気も閉鎖感が出てきて行くのがきつくなってきました。そのタイミングと先生の対応が重なった感じです。

ーその後いつまで不登校に?

中学校2年生になり4月・5月は通えたんですが、6月に遠足があり片道10km歩いたら、そこで燃え尽きてしまいました。それが最後で卒業式にも出ていません。

ー学校に行けなかった時の親の対応は?

最初は母は何とかして学校に戻そうという感じでした。

母親が途中から色んな相談機関を回って「登校刺激をすると良くない」ということを聞き「何で行かないの?」ということを言わなくなりました。

そこからは家にいるのがだいぶ楽になりましたね。

ー家ではどんな生活を?

不登校になる前に捻挫をして学校を休んだ時があり、その時に友達が家に遊びに来てくれました。その後、不登校になったので延長みたいな形で友達が家に遊びに来てくれました。

昼間は家でテレビをみたりゲームをして、友だちが来たらみんなでゲームをしたりして遊ぶという生活でした。

ー同年代の子に対する恐怖心はなかった?

そういうのはなかったですね。

担任の先生も「遊びに行って」と言って下さったみたいで、今まで交流がなかったクラスメイトも来てくれました。多い時で20人くらい来てくれた時もあったんですが、最終的には5人の友だちが残り卒業後もしばらく縁が続きました。

ー学校に行ってないから悩んだということはなかった?

悩んだというよりも、担任の先生がアポなしで不定期にやってくるのが苦しかったです。

不登校の子なら先生と会わない子も多いと思うんですが、僕の場合変に気を使ってしまい会わないと悪いなと思いました。

そこに神経を使ってしまい、学校に行けないからどうしようとか考える余裕がなかったです。

ー神経を使うところが人と違って疲れたりした?

確かに中学校に入ってから新しい科目が入ったり、運動会で1500mの選手に選ばれてプレッシャーに感じたりなどがありました。

当時は大人しい性格で一歩引いて前に出れないというのはあったかなと思います。

ーその後は高校に進学を?

進路の話になった時に、先生から就職か定時制高校の夜間か通信制高校を提案されました。

僕としては先生が訪問してくることが縛られているように感じでしまい、どこにも行きたくないという思いが強くなり、卒業後は「どこにも行かない」という選択をしました。

4月に入りどこにも所属をしていないのが、開放されて自由になった感じでした。

ー将来の不安に対してストレスを感じなかった?

先の不安を考えるだけの余力がなかったという感じです。






先生の家庭訪問が逆効果

先生が家庭訪問するということが、逆効果になってしまうことがあります。特に本人が望んでいないのなら、訪問しない方がいいのかもしれません。

森下さんの場合、中学生時代に不登校になったのは表面的なきっかけは別として、小学校時代のいじめが大きく関係している気がします。

いじめがどれだけ人の人生を狂わせるかということを親も子供も知っておく必要があるのかもしれません。

<森下 幸泰(もりっち)>

中学校で不登校を経験。1999年に「ふりーすくーるゴロねの会」を設立し副代表、代表を歴任。2003年7月から「登校拒否・親の会(なごや)」の世話人(広報係)に就任。2004年には「不登校・学びネットワーク東海」の現在も世話人として活動中。2010年1月に「不登校OB会」を設立、代表。一時期活動を休止していたが2016年9月から活動を再開。現在は毎月交流会を開いている。

ルネサンス高等学校


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