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不登校は面白い人生の幕開けだ

良い人の仮面で躁鬱病に…素の自分で生きる大切さ【後編】

小倉まこと

無事に高校を卒業した小倉さんですが、その後も思わぬ試練が待ち受けていました。後編ではフリーランスでデザイナーとして活躍されるまでをインタビューさせていただきました。※前編はこちら :いじめから不登校。担任の先生のサポートで学校に通えるように【前半】

ルネサンス高等学校

ー高校を卒業した後は?

その後は専門学校に進学をしました。

ただ片親の貧しい家庭だったので、学費を出してもらえるような状況ではなかったということもあり、相談しておじいちゃんに学費を貸してもうらうことになりました。

生活費も自分でなんとかしないといけないので、昼間は専門学校に週5で通い、学校の課題をこなしながら、夜は居酒屋の社員として週6で働くという生活をしていました。

奨学生といえば新聞配達のイメージですが、居酒屋バージョンもあるんです。

ー専門学校は都内ですか?

そうですね、桑沢デザイン研究所という専門学校に進学しました。

仕事は社員だったので結構な給料が入り、貯金をすることが出来たんですが、その分疲れも溜まってしまいました。

職場が移動になり、上司と反りが合わなくなり躁鬱病になってしまいました。

それまでは、自分を犠牲にしてでも人の役に立ちたいという感じで生きていましたが、それをきっかけに良い人を止めることにしました。

ーいつ躁鬱病に?

専門学校2年生ですね。二十歳で鬱になりました。

ー躁鬱病になっても学校と仕事は続けた?

なんとかやるしかないという気持ちで、最初は泣きながら通いました。

電車に乗ってる最中も涙が止まらなく、頑張ってみたんですが、やはり行けなくなってしまいました。

親に相談したら「帰ってきていいよ」と言われ、悔しいけど地元で半年間くらい休むことにしました。

ーその後は会社も学校はどうした?

会社は辞めて、学校は中退せずにいました。

学校で少しスキルをもう少し学びたいという気持ちがあり、留年をすることにしました。学校を続けるために半年後に都内に戻ってきました。

しかし、徐々に貯金が底をついてきて、バイトを始めたけど馴染めなかったのと、元々東京の空気が苦手だったので病気が悪化してしました。

そして学校を正式に中退して栃木に戻ってきました。

ー栃木に戻ってきてからは休養を?

そうですね、1年間くらい休養をしました。うちに篭ったり、牧場に行ったり、本屋に行ったりなど好きなことをしてダラダラと過ごしました。

休養後にバイトを始めたんですが、そこでも人間関係で疲れてしまい、また悪化してバイトを辞めました。

その数カ月後に、雑貨屋さんでハンドメイドを販売するというイベントに参加しました。

小倉まこと

ーハンドメイドのイベントに出てみようと思ったきっかけは?

元々、祖母が服やカバンを作る仕事をしていて雑貨屋さんなどで委託販売をしていました。

その流れで学生時代から雑貨屋さんにポストカードなど、自分が作ったものも少し置かせてもらっていました。

専門学校で技術が身についたので、それを活かして作品を本格的に作り始めました。

イベントに参加してみると様々な人から反響がありました。そこで出逢った方に、また別のイベントに誘って頂き、そこからどんどん繋がっていき仕事が舞い込んでくるようになりました。

他にもフリーランスのデザイナーとして活動するためにコンサルを付けて学んだりもしました。

ー作品集の出版が決まった?

はい、11月12日には初の作品集が発売されます。

以前に看板を描かせていただいたカフェのオーナーに、「まことちゃんの作品を手元に置いておきたい。看板を見ているといつも元気を貰うから、ぜひ作品集を作って欲しい」と言われました。

そこからまた色々と繋がって作品集の発売が決まりました。人との繋がりの大切さを本当に実感できました。

自分で納得するものを作って、情報を発信すると、仕事は繋がっていくんだなと思います。

ー躁鬱病になったことと不登校の経験がリンクするとこはありますか?

意味合いで言うと、いじめと不登校の経験から、人間関係を円滑にするために良い人の仮面を付けて生きてきたんですが、躁鬱病になったことで、素の自分で生きなさいと言われているような感じはしました。

親に昔言われた「逃げる大人になってしまう」という言葉はずっと残っていて、不登校だった甘えが普通に働けなかったりする「逃げ」なのかなと考えてしまうことはあります。

でもそこで逃げたっていいじゃん。逃げたって他のところで活躍出来ればいいじゃんと思います。

ー今悩んでいる子や親に対してメッセージはある?

好きなことをやって生きて欲しい。不登校は悪いことだと思わないし、自分のやりたいうことを伸ばして欲しい。

自分のことをそんなに責めないで欲しいと思います。






それぞれに合った生き方がある

「逃げる」という言葉は表現がよくないだけであって、ただその子に合った生き方ではないというだけ。自分らしい生き方をちょっとずつ見つけていくということが大切なのかもしれません。

<小倉まこと>
中学校の時に不登校を経験。桑沢デザイン研究所中退後、フリーランスでグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍。イラストの世界観にはたくさんのファンがついており、11月12日に初の作品集が出版される。サイト「次からつぎへ」では作品を見ることが出来る。

ルネサンス高等学校


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私たちも味わったその経験を、現在の不登校生にお話します。

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