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不登校は面白い人生の幕開けだ

不眠症から不登校。親が変わったら自分も変われた【前編】

土井 貴仁

今回インタビューをさせて頂いたのは、中学校と高校で2回不登校を経験した土井さん。現在は睡眠に関わるお仕事をされていらっしゃいますが、その理由は、不登校の経験と大きく関わってきます。前半では土井さんの学生時代のお話をインタビューしました。

ルネサンス高等学校

─不登校になった時期は?

不登校になった時期が2つあって、1つは中学校1年生の夏から中学校3年生の初めくらいまでと、高校1年生の夏くらいから高校1年生の終わりまでです。

─中学校の時に学校に行かなくなったきっかけは?

夏休みの部活を休んでしまい、そのまま行きづらくなってしまったのがきっかけです。

部活を休んだきっかけを振り返ると、今現在やっている事業に関係があるんですが、不眠症がずっとあり体が弱かったんです。

─不眠症はいつから?

幼稚園くらいからです。お泊まり会などで、みんな寝るけど自分だけ起きているという自覚がありました。

小学生の時も「眠れないです」と先生に相談した記憶があります。その頃は、毎月色んな病院に行って脳の検査をしたり、鍼治療をしてみたりもしました。

小学生の頃は、月に2〜3日くらい学校を休んでいました。冬の時期だと、週に1日くらいは休んでいたかもしれませんが、ちょっと休みが多い子だなくらいでした。

─中学校で不登校になったきっかけは?

中学校に入ると部活が始まり、野球部に入部をしました。野球部は、校内でも厳しい部活として有名で1日でも休むと叱られる感じでした。

不眠症の影響から、体調がきつくて今日だけ休もうと思って休んだら、それが1日、1日と徐々に増えていきました。

体調は1週間くらい休むと回復したんですが、部活を1日休むだけでもきつく言われるのに、1週間も休むと何て言われるのか不安になりました。

それまで割と優等生タイプだったので、怒られることに慣れていないというのもあり、当時は失敗したりとか怒られることがすごく怖かったというのがあります。

周囲の視線も怖くなってしまい、学校が始まってからも部活以外にも登校出来ない状態になりました。

親から学校に行かない理由を聞かれた時に体調が悪いと答えていました。その時の自分にとっては、本音を話すのが恥ずかしくて言うことが出来ませんでした。

休めば休むほど、自分にどんどん自信がなくなっていき、より怖いという気持ちが大きくなりました。






─学校に行けるようになった理由は?

最初は学校に戻れるというイメージがわかず、不安を抱えつつ、自分を責める日々を過ごしていました。

学校に戻れた理由を、振り返ると、ちょうど中学校3年生の時に自信が回復してきたというのがあります。それに加え新しい学年と新しい先生になるので、今なら生まれ変われるかもしれないという気持ちになりました。

─自信が回復した理由は?

思い返してみると、学校以外に頑張れるコミュニティーを見つけられたのが良かったのかなと思います。

初めは親も学校に行かないことに対して厳しく言っていたんですが、途中から「とりあえず学校には行かなくていいから、悲しむ顔を見たくないので楽しく過ごしてくれ。そのためにやりたいことがあるのならサポートする。」と言ってくれるようになりました。

やりたいことを考えた時、その頃「ヒカルの碁」という囲碁の漫画が流行っていました。以前に少し囲碁をやってみたことがあったのと、家でも出来るという理由から、また始めることにしました。

中学生くらいの頃は、学校を休んでしまうと学校以外で頑張れる場所ってないじゃないですか?学校以外のことでも頑張れば結果が出るんだというのが自信を回復するきっかけになりました。

他にも囲碁をやっているのは若い人よりも大人の人たちが多かったり、近所の囲碁教室は小学生が多かったりで、同年代が少なく、自分が学校を行っていないことを知らない人が多かったんです。

囲碁のコミュニティーの中では、単純に自分の実力を褒めてもらえたり、認めてもらえたりしました。

それまでは、例えば自分は勉強が得意だったんですが、テストの点だけは良かったんです。そうすると、「点数は良いのに学校に行けない」など、単純に点数を褒めてもらえるのではなく、「学校に行っていない」というフィルターを通してでしか見てもらえませんでした。

囲碁を通して学校以外の人たちと関わることで、学校に行けないことを過剰に気にしていたけど、もしかしてそんなに気にしなくてもいんじゃないかと思えるようになりました。

後は、親がちょっとずつ目標を設定してくれたのも良かったのかなと思います。「初めはとりあえず週一回で良いから行ってみよう」など、100か0かじゃなく、20とか30くらいで提案してくれました。

親がちょっとずつ変わってくれたのも大きかったと思います。

今では普通の親だったら反対することを、「お前が正しいと思う道をいけ」という考えに変わってくれました。

お子さんが不登校で悩んでいる親御さんの相談にのった時によく言うことなんですが、子どもは親の態度や考え方が影響するというのがあります。

親が変わってくれたから、自分も変わることが出来たんだなと思います。親が落ち込んでいたら自分も落ち込むし、親がそんなに気にしなくて楽しんでくれてたら自分も楽しめますし、そういう意味では不登校を経験したことが良い機会だったんだなと思っています。






親の態度や考え方が影響

まれに親が変わらなくても、子どもが変わっていくというパターンもありますが、親の考え方は子どもの考え方に大きく影響されます。親が不登校をネガティブに捉えないというだけでも、たくさんの悩んでいる子たちは救われるのではないでしょうか。

<土井 貴仁>

幼い頃からの不眠や完璧主義な性格が理由で、中学と高校で不登校を経験する。高認を獲得した後に、神戸大学に進学。新卒でソーシャル・ベンチャーに就職するも、不眠を理由に退職。

その後、薬を使わない不眠治療として有効である認知行動療法に出会い、10年以上の不眠を克服。現在は、同じように不眠で苦しむ人を1人でも減らすために起業し、不眠改善サービスの開発を行っている。2015年には、ビジネスコンテストで最優秀賞を獲得。また、ライフワークとして不登校支援も行っている。

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