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体罰から不登校。卒業後に就職する利点とは?【前編】

美空

今回インタビューをさせて頂いたのは、不登校をテーマにした自主制作映画『円(まどか)~CHANGE my life~』でプロデューサーを務めた美空さん。第一印象は人当たりがよく柔らかい空気感を持っているという印象を受けましたが、いったいどんな過去があったのでしょうか。前編では不登校になり、働き出すまでをインタビューさせて頂きました。

ルネサンス高等学校

目次

─学校に行かなくなった時期はいつ?

小学校3年生ですね。

─どういうきっかけで行かなくなった?

担任の先生の体罰がきっかけで行かなくなりました。

─体罰というのは殴られたりとか?

先生はしつけのつもりだったと思うんですが、テストで悪い点を取ったりしたら、前に立たせられて木の棒でおしりを叩くとか。しっぺをされたり、ヒゲでジョリジョリされたりとか…。今思うと可笑しいんですが(笑)

今だったらすごく問題になると思いますよね。

勉強がそんなに出来ない方だったので、毎日のようにそういうことがあり、怖くて仕方なかったです。

─勉強が出来なかったらそういうことをしてきた?

テストの点が悪かったりもそうですし、忘れ物をしたり、やることがちゃんと出来なかったらという感じです。

─親にそのことを言えた?

いや、言えなかったです。取りあえず、かたくなに行かないということを表現することしか出来ないといった感じでした。

─誰にもSOSを出せなかった?

そうですね、当時は怒られる自分が悪いと思っていました。全てが怖くなりどうにも出来なくなりました。

─親は心配しなかった?

最初は不登校あるあるだと思うんですが、布団をはぎとられたり、引っ張られて行きなさいとかがありましたね。

─その後がだんだん親もわかってくれてみたいな感じ?

わかってくれたかどうかはわからないですが、「しょうがないな」みたいな感じじゃないですかね。

─小学校3年生からいつまで行かなかった?

中学校3年生までです。

─担任の先生が変わると行ってみようと思わなかった?

変わってからちょっと行ってみて、やっぱりダメみたいなことを何回も繰り返しましたね。

中学校に進学した時、1ヶ月くらい通ったんですが、勉強はもう全然出来ないし、人との距離のとり方がわからなくて、うまく接することが出来なかったです。






─学校に行ってない期間にフリースクールなどに通ったりした?

隣の市で、フリースクールをこれから作るので、お試しでやるというところがあり、そこに小学校5年生から週1くらいで通っていました。

─住んでいたところはどのような環境?

山の中でしたね。町内でも学校に行ってないのは1人だけでした。閉鎖的な環境だったので、どこに行っても「あ〜あの子…」みたいな雰囲気でした。

うちの親も個性的で、お母さんが軽い知的障害で、お父さんがアルコール依存症で、人とのコミュニケーションが私以上に取れない人たちでした。

それもあって噂になったりしていましたね。

─兄弟はいる?

妹がいます。

─妹は普通にコミュニケーションは取れていた?

うーん…。小学校の頃に、一時期私と一緒に不登校になっていました。妹は先生の支えがあって立ち直れて学校に行くようになりましたね。

─中学校までで何か変わるようなきっかけがあったわけではなく?

そうですね、ずっと保守的に過ごしていました。

─中学校を卒業された後はどうした?

進学をせず、そこから働きはじめました。学校が仕事を探してくれて、地元の和食レストランで働くようになりました。

─職場では休みたくなったりしなかった?

休みたくなりましたし、辞めたくなりました。そもそも挨拶自体が出来なかった。

「お疲れ様」も「ありがとうございます」もレストランなのに「いらっしゃいませ」も言えなく、何にも出来なくて片付けからのスタートでした。

─職場で仕事を続けることは出来た?

はい、19歳位まで約4年間続けましたね。

仕事に就くときに、中学校の先生から「すぐに辞めたら後輩で仕事に就く人がいた場合、その子に迷惑がかかるから直ぐに辞めるな」と言われていたので辞めれないなと思って。

─先生の言い方がうまいですね。4年間働いたら普通にコミュニケーションも取れるようになってきた?

そうですね。2年目くらいから仕事にも慣れてきました。

同い年くらいの子がいなかったので逆に良かったと思います。
お母さんくらい年が離れてる人ばかりで、社会のルールなど色んなことを教えてもらい、すごく可愛がって頂きました。

─そうですよね。15歳といったら世間的にみたらまだ子どもですもんね。精神状況も同時に変わってきたんでしょうか?

お金を稼いでいるので外に出やすくなって色んな世界を知ることが出来ました。

そう考えると、ある種学生をやるよりも一旦社会人を経験する方が良いのかもしれないですね。

人によるとは思うんですが、学校で学ぶより働くのが向いている人っていると思いますね。一回すっぱり学校から離れた方が楽しさを認識しやすいというのはあるかもしれませんね。

今思えば高校とかすごく楽しそうと思いますし。






一旦学校を離れたからこそ見えてきたもの

美空さんは中学校卒業と同時に一旦社会に出て働かれました。小学校3年生から中学校3年生まで学校に通えなかったのに、同じ職場で4年間も働くことが出来ました。

決められたレールを歩くのではなく、自分で選択し、自分の道を歩むことで美空さんにしか出来ない生き方を切り開いた様に感じました。

後編では、美空さんが自分の夢に向かって歩みだし、苦戦しながらも前に進んでいく現在の姿をお伝えします。

<美空>

レストラン勤務、工場勤務などを経て、ナレーションや声優の仕事に携わる。不登校をテーマにした自主制作映画『円(まどか)~CHANGE my life~』のプロデューサー。

ルネサンス高等学校



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