Load

元不登校生から、現代の不登校生へ
伝えたい想いがここにある

不登校生と元不登校生を繋ぐサービス
Clue(クルー)のご紹介

Clueとは?

不登校は面白い人生の幕開けだ

一日ゲームをしていてもプラスになる?【前編】

小幡和輝

高校生で起業され現在は起業家として活躍しながらも和歌山大学に在学中の小幡和輝さん。数々のメディアに取り上げられているので既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、前編では約10年間の不登校時代から大学に進学するまでをお伝えします。

ルネサンス高等学校

──学校に行かなくなった時期は?

不登校って色々定義があると思うですが、連続して30日以上欠席という定義でいくと小学校2年生の途中からです。
行ったり行かなかったりを始めた時期で言うと幼稚園の初めからですね。

──その後はいつまで?

中学校3年生までです。

──行ってない時は何をしていた?

ほとんどゲームですね。

──それに対して親の反応は?

最初はすごくケンカをしました。その後、すぐに親が諦めたというか好きにしていいよみたいな感じになりました。

──学校の先生から何かアプローチはあった?

ありましたよ。家の前まで来てくださったり、手紙をくれたりもしました。ありがたかったですけどね。

──行かなくなったきっかけは?

学校が合わなかったからです。他にも理由は色々ありますが、何しろ幼稚園の初めから行ってないので。
最初は人や集団生活が合わなくて休みだし、欠席すると「ズル休みだ」とからかわれていじめられました。

──いじめというのは悪質な内容だった?

悪質ではなかったですけど、普通に正面から殴られたことがありましたね。あとは「学校に来るな」と言われたことも。いじめも辛かったですけが、それよりも学校に行かずにゲームがしたかったんです。






──高校には進学した?

はい、夜間の定時制高校に行きました。

──そこは馴染めました?

いや、馴染めなかったです。嫌々ながら行きました。
小学校・中学校時代、たまにフリースクールに行っていたんですが、フリースクールで出会った子が夜間の先輩でいたり、そこの先生が昔から知っている人でした。

父親が学生時代にお世話になった先生がそこにいらして、自分も担任をして頂いたので行けました。

──高校に通いながら何かしていた?

ひたすら、ゲームですね。勉強はしていないです。

──勉強は嫌いだった?

いや、嫌いではなかったです。好きなことはすごく勉強しました。歴史とかは好きなので、たくさん勉強しました。

自分ではあまり言い出しにくいんですが、頭はすごく良かったんですよ。小学1年生の時に、小学6年生や中学校1年生相当の勉強をやっていました。

小学校低学年の頃に、5つ6つ年上のいとこと仲が良かったので、話している内容や価値観が同学年の子たちと合わなかったんです。

──ちょっと世代がずれてしまった?

それはあったかもしれないですね。

──大学に行こうと思ったきっかけは?

僕の場合は、まず起業したいなと考えていたので、高校在学中に起業しています。大学に行きたいなと思ったのは起業してからなんですよね。

夜間の定時制高校なので卒業まで4年間あるのですが、起業したのは高校3年生、それに対して大学に行こうと思ったのは高校4年生の8月くらい。

そもそも大学に行くという発想が全くなかったんですが、学力を重視しないAO入試の制度を知り、これを活用すれば入れそうだなと思いました。

──大学や学部はどうやって決めた?

学費は自分で払うと決めていて、東京の大学も考えて面接まで進んだのですが、面接官と話しているうちに僕が仕事でやっている内容は地元・和歌山の活性化だと気づき、和歌山に残ることにしました。

地域起こしに興味があったので「観光学部」という名前にピンときました。しかも、観光学部だと推薦があり、面接だけで入れることがわかったんです。

また、和歌山大学は両親の出身校だったので、昔からオススメされていましたし、自分で学費を払うなら国立の方が良いと思い、総合的に考えて和歌山大学に決めました。

入試は180人くらい受けて、合格したのが20人くらいでした。高校の時から実践してやっていたので、他の受験生より前を進んでいると思っていました。

──今までの学生時代とは違い大学には通えた?

コミュニケーション面では楽しくやってますが、嫌とかではなく、物理的に仕事が忙しくて行けてない場合がありますね。

──会社を経営しながらだと厳しい部分もあるかもしれませんね。

授業に集中が出来ないですよね。授業中に仕事の電話はかかってくるし、メールの対応しなければならないので、授業が全然頭に入ってこないです。

──卒業はするつもり?

悩んでいます。入ったからにはやらなければなと思っているんですが、「入ったからにはやらなきゃ」という義務感を感じている時点で、目的がちょっとズレてきているように感じます。

──小学校・中学校と全然学校に行かれてなかったので、学生生活に関してギャップなどは感じた?

学校ってこうなんだという色々びっくりすることがありました。普通のことかもしれないですが、出席確認で名前を呼ばれて返事をするのをとても懐かしく感じました(笑)






逆境をバネにする力

約10年間の引きこもり経験から猛スピードで逆境をバネに成長された小幡さん。自分自身のコンプレックスを人に伝えることは勇気がいることですが、それを本当にうまく自分自身のプラスに変えていらっしゃるのが印象的です。同学年と精神年齢が合わなく学校に行けなくなってしまう子はたくさんいますが、こういった才能あふれる方たちを取りこぼさないような教育に変わっていけるような社会になることを強く望んでしまいます。

<小幡和輝>

1994年7月20日生まれ。10年近く不登校を経験。当時は一日のほとんどをゲームをして過ごしていた。(過去にプレイしたゲームのプレイ時間をトータルすると30,000時間を超える)中学校を卒業後、和歌山県立耐久高校定時制に入学し、校内、校外でさまざまな経験、人と出会い人生が大きく変わる。その経験から「人と人が繋げるキッカケを作りたい。」と強く想うようになり、人を繋げるツールとしてイベント制作をはじめる。

2013年2月にイベント制作会社和ーなごみを起業し高校生社長となり、3月には日本初となる高校生だけで経営するカフェ「ESPOIR」を設立。同年11月には和歌山最大規模のコンサートホールを貸し切ってイベントを開催。2014年には元ライブドア代表取締役社長の堀江貴文氏を和歌山に招き講演会を主催。500人を集客した。4月より和歌山大学観光学部に進学。同年11月には40校以上から500名以上の学生を集めた学生合同文化祭を主催し、5000人以上を集客。2015年には世界的な学生起業家のプレゼンテーションアワードであるGSEA(Global Student Entrepreneur Awards)で日本予選・アジア予選を通過。ワシントンD.Cで開催された世界大会に日本代表として出場した。7月より学生と社長のマッチングメディア「社長訪問」を立ち上げ代表となる。





不登校生と元不登校生を繋ぐサービス
Clue(クルー)のご紹介

不登校生と元不登校生を繋ぐサービス Clueのご紹介
不登校生の一番の理解者は、元不登校生です
私たちも味わったその経験を、現在の不登校生にお話します。

Clueとは?