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不登校は面白い人生の幕開けだ

満足するまでやり切ること リクルートキャリアへ【後編】

加藤允輝

大学に無事に進学した加藤さんですが、今までのブランクを乗り越え、加藤さんが望んでいた「普通」の大学生を超える勢いで前進していきます。後編では加藤さんがリクルートキャリアに入社するまでや、不登校の経験があったからこそ仕事に活きた強みなどをお伝えします。※前編はこちら :正義感が強すぎたことが原因で7年間不登校。リクルートキャリアに入社するまで【前編】

ルネサンス高等学校

──大学を卒業されてリクルートキャリアは1社目?

そうです、入社という意味では、新卒でリクルートキャリアに入社しました。でも、実は大学2年生の1月に起業しています。

──大学生で起業したきっかけは?

不登校経験のある僕の人生は、普通ではないと思っていたので、高校生や、大学生の頃は、ずっと普通に戻りたいと思っていたんです。普通の高校生、普通の大学生に戻りたいと。

でも、みんなと同じことをやって普通でいたいとは思いながらも、どうもそれが心の底ではしっくりこないという感覚があって。「なんだろうな?」と考えた時に、普通でいることを強く望むということは、今までの自分を否定してしまうことになるからなのかなと思ったんです。

今までの人生が無駄だったということを自分で決めつけてしまっているような感覚がすごく嫌で。うまくどうにか出来ないのかなと思って辿りついた結論が「とことん人と違う人生を進んでみよう」ということでした。そういうこともあって、大学生で起業したんです。

それから、自分で何かを企画して喜んでもらうことの楽しさを実感する体験をしたことも大きかったかもしれません。

──それはどういう体験?

大学生のある時、高校時代の友人と「横浜の花火大会を30人位で見る」というイベントを実施したんです。それがけっこう好評で。そこから色んな交流会を企画したり、逆に誘われたりするようになりました。

そうやってどんどん人脈が広がっていき、ある時、法人向けの商材を販売しないかという話をいただいたんです。でも商材を売るためには、法人に電話でアポイントを取らなくてはいけない。でも、そのやり方がわからないという状態で。

そんな時に、また別の交流会で、これから学生の就活支援の会社を起こすという元リクルートの方に出会いました。その方に「営業のやり方がわからないので教えて下さい。」とお願いし、営業ノウハウを教えてもらいました。
すると、順調に売上を伸ばすことができるようになって、これを本格的に仕事に出来ないかと思ったのが起業のきっかけです。

──起業したのに、なぜリクルートに入社した?

いくつか理由があるのですが、ある時、取引先との契約が終了になってしまったんです。けっこう大きな取引先だったので、このまま会社を継続するのというのが難しくて。あとは、やはり起業といっても所詮、学生がやっているものだったので、会社としての仕組みがあってないようなものだったというか。

将来的に、改めて独立するにしても、企業の仕組みを理解しておいた方がよいとベンチャー起業の社長などからアドバイスを頂き、就職活動をすることにしました。

中でも、リクルートを選んだ理由は、2つあります。

1つはリクルートのブランドが欲しかった。将来独立するにしてもどこに行くにしても、「元リクルート」というブランド力は強いと感じていましたので。

2つめは、横と縦の繋がりが他の会社より強いと感じました。人脈がものすごく広いですよね、みんな。自分もそのネットワークに入りたいし、何か役に立てる人になりたいなと思いました。






──これまでの自分を否定することが嫌で起業を決意したのに、大企業に入社をするというのは、逆の動き感じるが?

将来的に突き抜けるために、敢えて「一般的な人の道」を歩んでみるべきかなと思いましたし、起業するにも、何をどのようにビジネスにしていくかが何も思い浮かばなくて。経験も知識もないわけですし。でも、大企業、しかもリクルートならば、そのヒントにつながることが学べるんではないかなと。

営業力を身につけようというのも、かなり大きかったですが。

──入社してみてどう?

転職活動という人生の転機に立ち会うというところは、不登校から脱することと何か通ずるものがあるのではないかと感じています。

今の仕事は営業職で、企業様の採用のサポートさせていただく仕事です。その中で、採用に関して企業様は色んな悩みがあり葛藤していて、転職希望者の方も悩んでいる場面に数多く立ち合います。僕は、不登校から脱する時、つまり何かに踏み出すことや決断するときの重さや苦しみを体感しているので、企業様や求職者の方が、一歩踏み出したいと思っていても踏み出せなかったりする。そういう迷いや想いがすごくよくわかるんです。そういう時、同じ思いをした僕がどうにかしなきゃと、エネルギーが湧いてきます。

また、不登校時の経験が活きている場面があると感じることがあります。
不登校の時は、とにかく周囲からの見られ方に敏感だったので、周囲のちょっとした変化や、誰がどこで何をしているかを無意識に把握していました。

今もその影響なのか、人の表情やちょっとした気持ちの変化を敏感に捉えて行動できている気はします。とにかく相手の気持ちをくみ取って、動くといいますか。それは、自分が嫌な思いをしたから人には嫌な思いをさせたくないということなんだと思います。

そのこともあってか、おかげさまで、企業様からもよく飲みに誘っていただいたりしますし、信頼していただけているということなのかな(笑)

とにかく、人の弱みではなく強みを見抜くことが出来るようになりました。

──最後に、学校に行けない人たちに向けてメッセージは?

「やりたいことをとことん満足するまでやり切ってみて」と伝えたいです。
僕の家族は公務員家系で厳しくて、真面目で、みんなが持っているゲームやおもちゃを買ってもらえませんでした。

欲しいなと思っても与えてもらえないことがあり、それが原因で仲間外れにされてしまったという経験もしました。

でも、一つのマジックグッズを買ってもらい、のめり込んだことで、周囲が喜んでくれたり、彼女ができたり(笑)
とにかく、何かひとつやりぬいたことで、自分の自信に繋がりました。普通の生活に戻るとか戻らないとかではなく、自分が楽しいもの、夢中になれるものを見つけて、とことんやり抜いて欲しいです。

それがいつかきっと財産になると思います。






営業のスキルに活かせる可能性

人と接することに恐怖心をいだくことが多い不登校生と営業職は一件ミスマッチに思えます。しかし経験を乗り越えた後は、それを敢えて強みに出来るということがわかりました。弱みを強みに変えていくことが出来れば大きく成長出来るということを加藤さんのインタビューでは感じ取ることが出来ました。

<加藤 允輝>
神奈川県県出身。クラーク記念国際高等学校卒業後、都内の大学へ進学。在学中に起業を経験し現在は株式会社リクルートキャリアで企業の採用支援を行う法人営業を担当。

ルネサンス高等学校



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不登校生の一番の理解者は、元不登校生です
私たちも味わったその経験を、現在の不登校生にお話します。

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