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不登校は面白い人生の幕開けだ

1人じゃないと自分自身に言い聞かせること【後編】

山口恵理香

フリースクールに通うことで、完全な引きこもりではなく、外との接触を心がけた山口さん。後編では、現在のお仕事をされるまでに歩んできた道をお伝えします。※前編はこちら。:女子のいじめから不登校 フリースクールに通う決意【前編】

ルネサンス高等学校

ー中学校を卒業した後はどのような進路を?

サポート校に入学しました。そこに行くことになったきっかけはフリースクールの先生でした。

サポート校は週にどれくらい通った?

基本的には普通の高校と一緒で毎日です。

表面的には普通の高校と変わらないんですが、一つだけ違うのは同じような状況だった子たちがきていたという点です。

せっかく仲良くなってもそれぞれ感情の波があって、どこか友達とは呼べないような、微妙な距離の関係性の友人が多かったです。

程よい距離感でしたが、普通の高校生みたいなべったりな付き合いではなかったです。

ーサポート校はどうだった?

高校に入って最初の頃は、通いきれませんでした。

通学すること、集団にはいること、コミュニケーションを取ることなどの一つ一つが疲れました。

高校1年生の頃は休んだり行ったりでしたが、高校2年生の前半は、学校には行けるものの、教室に入れなくなることがありました。

高校2年生の後半に転校生がきたんです。その転校生と話すようになり仲良くなりました。

初めてそこで親友に出逢えました。何でも喋れて、今でも会うんですが、彼女が来てくれてようやく3年生あたりから高校生らしい生活が送れるようになりました。

例えば2人で受験に向けて、一緒に勉強したり、ご飯を食べに行ったり、プリクラを撮ったり、ようやく彼女のお陰で出来るようになりました。

ただ、あっという間に大学受験のシーズンになり、その時は、彼女にも会わず、学校にも行かず、塾にこもりっきりでした。

ー目指していた大学はある?

偏差値がほぼない状態だったので、そこから目指せる範囲で考えました。

専修大学のオープンキャンパスに行った時に、ここなら自分は楽しめるなという直感がビビッときました。

ー学校の雰囲気を重視した?

そうなんです。専修大学も色んな学部を受けましたが、最終的に合格した学部が法学部でした。

ー大学は楽しかった?

大学の2年生まではサークルにも入らず、中途半端な学生生活を送っていました。

どうにかしなければと思い学内のイベントに参加していたんですが、2年生の時にボランティア団体が立ち上がるのを知り、とりあえず入ってみようと思いました。無我夢中に参加しているうちに気がついたら副代表になっていました。

ーなぜボランティア団体に?

誰かのために役立ちたいと思いました。

不登校を経験して前に進めたという事実が、自信に繋がっていたので、過去の経験を何かしら形に出来ればと思いました。

ーボランティア団体はどのようなことをしていた?

立ち上げ当初は、ペットボトルのキャップを集めてワクチンにするエコキャップ運動をしたり、構内と学校の周りの清掃活動をしました。

最初は3つくらい柱があったんですが、しばらく活動しているうちに防災が主軸になっていきました。

活動を開始してすぐに3.11の震災がありました。

石巻にも専修大学のキャンパスがあるので、石巻に行くことになりました。

ー実際に震災の現場に行かれてどうでしたか?

副代表ということもあり、どちらかというと感受性も強いので、プレッシャーを感じていました。

当時の現地の様子は言葉では現せないくらい衝撃でした。スピリチュアルに傾倒しているわけではありませんが、いろいろと視えて、空気も感じて、体力・気力ともに限界でした。気がついたときには熱中症になり、最後まで残ることが出来ず途中で帰ってきました。

副代表という立ち位置なのに、メンタルが維持出来なかったこと、最後までメンバーを支えることができず、色んな思いが込み上げてきて、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

そのとき、久しぶりの挫折を感じました。

ー不登校を経験して挫折に対して強くなった?

フリーライターという仕事をしていく中で、色んなことが日々起きて、悔しい思いをしたり、理不尽な出来事もあります。

でも、当時出来ていなかったことが今は出来ていることが自信になっています。

例えば仕事で何かあったら、当時の自分だったら外に出られなかったと思いますが、今は外出できているので、「あのときの自分ができなかったことを今はできる」と、過去の自分が支えになるときがあります。

ー大学卒業した後、直ぐにフリーライターに?

卒業した後はNPO団体に就職しました。ボランティア団体からの流れで引き続き誰かのために働けたらなと思ったんですが、実際NPOに就職してみて、外から見るのと中から見るのとでは、違うなと感じました。

どこかの会社に毎日出勤するという働き方も自分には合わなかったので、フリーランスという道を選びました。

ーフリーランスでも何故ライターに?

活動を開始した頃は、ライターがそんなに向いているとも思っていませんでした。

物凄く本を読んでいたり、文章に対して免疫があったわけでもなかったのです。

最初は色んな在宅ワークにチャレンジした中の一つだったんですが、実際に書いた文章をクライアントに提出した時に、そこまで修正がかからなかったり、文章を褒めていただく機会が何回かありました。

反応を見ながらこれなら大丈夫かなと思いライター業に専念しました。

今は呼吸をするようにライティングをしています。

ー今度のビジョンなどはありますか?

Webライターとしては10年というキャリアが欲しいので、そこまで続けていきたいです。

電子書籍が発売されたので、Webライター以外にも電子書籍作家としても実績を作っていきたいです。

Webだけではなく紙書籍も出版していきたいなと思っています。

「書く」ということでずっと続けていければなと思います。

ー電子書籍はどういう内容?

Webライターに関するノウハウ本です。

ー不登校生や親に何か伝えたいことは?

当時も今も家族や彼に言われている言葉が「一人じゃない」ということ。

辛い時期は「誰にもわかってもらえない」と思ってしまいがちです。

「一人じゃない」という言葉を誰も言ってくれないなら、自分で自分自身に言って欲しいです。

今も1人で仕事をしている時に家族や恋人から「一人じゃない」と言葉をかけてもらうと安心できます。

今は暗いトンネルの中にいてもいつかは光が見えてきます。

トンネルの長さは人によって変わってきますが、「最終的にはトンネルから出られる」と信じきることが大切だと思います。

LINE

<山口 恵理香>

webライター・コラム二スト。2013年にwebライターとして活動開始。年間2000記事以上を執筆し実績多数。中学時代は不登校を経験。2017年からはカウンセラー業も開始。著書は「あなたの時間を劇的に増やす!月300本を生み出すwebライターの時間管理術」(電子書籍)







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私たちも味わったその経験を、現在の不登校生にお話します。

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