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プログラミング入試で立命館大学に入学【後編】

立命館大学 藤原 慎太郎

中学校卒業までに既にご自身の仕事にしたいことを見つけれた藤原さん。手に職をと考えていた藤原さんが、なぜ有名校である立命館大学に進学したのか?後編では高校時代から現在までの道のりをインタビューしました。
※前編はこちら : プログラミング入試で立命館大学へ。不登校経験からWebで掴んだ生き方【前編】

ルネサンス高等学校

目次

──その後は通信制の高校に進学を?

はい、何故通信制の高校を選択したかという話に戻るんですが、ハローワークに行って時に断られてしまったんです。
さぁどうしようかと思っている時に「京都 Webデザイン 求人」で探したらデザイン事務所の求人が出てきて、面接をお願いする電話をしました。

──それはいつ?

それが中学校3年生の12月の末とかです。

中学生なのに社長がちゃんと会ってくれて。その上、面白いと言ってくださり、無給ですがインターンというか、お手伝いとしてならいいよという流れになりました。その時はとにかく必死だったんでお願いしました。

──その時点で引きこもりを脱出した?

そうですね、脱出したのは年明けくらいですかね。

そこに行くことが決まったんで、デザイン事務所に通いながらでも行ける通信制高校に進学をすることに決めました。事務所から学校も近かったんで。

──どっちかというと働きたかった?

当時は通信制高校卒業という経歴があったところで、中卒と変わらないだろうと思ってたんです。
親が自分の不登校をきっかけに、キャリアカウンセラーを始めたんです。不登校の相談も受けたりしていると聞くんですが、そういう子たちは全部Web系にひっぱってきなよって話をいつも母親にしてて。

でも結局一般ルートの方が安心するから、中卒でも変わらないと言いつつもやっぱり高卒っていう資格は大事なのかなと思って。通信制高校に行く最後の決め手もそこだったので、若干負けた気分になりながら行った覚えがあります。

──レールにのっている時の安心感は半端ない?

はい、安心感は半端ないですよね。大学に行った時も安心しましたし。
たぶん一度レールから外れてしまうと、もう一度レールに戻るのは相当な努力が必要だなと今ちょうど実感しています。高校3年間、勉強をせずにに大学に入ったから死ぬほど辛い……。

よっぽど強くないと、学校に行かずに学校に行っている子と同じペースで勉強するなんて無理ですよね。

──だったらもう手に職をという考えに?

そう。それでこういう思考になったんだなと。

──普通の青春時代をすごしたいとは考えなかった?

普通の青春時代を過ごしたいっていうのはなかったですね。元から周りと合わなかったんで、この人たちと青春するのは辛いだけだと思ってました。

──彼女欲しい!とかデートしたい!とかなかった?

めっちゃありましたけど、無理だろうなってわかってたんで、とりあえずTwitterで「彼女欲しい」ってつぶやいて終わりました(笑)

──高校生活は通信制高校とデザイン事務所に通うといった感じ?

そうですね、高校1年生まではデザイン事務所に通っていました。
高校2年生になって、そこを辞めた後に何もすることがないく、でもお金欲しいなと思いコンビニでバイトをしたら、あまりにも辛すぎて5日でコンビニのバイトを辞めました。

──デザイン事務所は続いたのに?

立ち仕事と人とコミュニケーションをあんなにとらなくてはいけない仕事は僕には無理だと思い辞めました。そのあと1年間くらいまた引きこもり生活をしました。

──高校2年生の時?

はい。通信制高校には通いつつ、家ではひたすらネットやってゲームしてみたいな感じでした。

──その時はもうWebから離れた?

Webも傍らでしてました。

──どういうことをしていた?

自分でデザインつくってWebに載せてました。本職のデザイナーからも褒められることがあり嬉しくなりました。

──Web制作自体が嫌いになったというわけではない?

全然そういうわけではなくて、そのデザイン事務所が1年たったのと、ずっと無給だったのでそろそろいいかなと。

──アルバイトにしなかった?

バイトにしていいよって何回かおっしゃってくださったんですが、怖かったんです。無給だったら、無給でやっているという予防線があるじゃないですか。それをとるのが怖くて。

──お金もらう責任がまだ重かった?

はい、その時まだ時給で働くという経験をしたことがなかったので。ガンプラをつくって売るとかなら出来高性なんで、お金もらうのに精神的に負担はかからないけど、時給だったら仕事中に絶対Twitterとかみれないじゃんみたいな(笑)

──引きこもりをした後は?

引きこもりをしつつ、家でWeb制作の仕事を受けていました。知り合いとかから依頼がきてそれを見た知り合いから更に依頼がきたりとか。
あと、親戚にデザイン事務所をやっている人がいるんですが、その人がデザインは出来るけどコードが書けない人だったんで、そこの仕事がちょくちょく来てました。






高校生にして大手企業からの就職のオファーを蹴って有名大学へ進学

立命館大学 藤原 慎太郎

──高校生でフリーランスをやった後は?

ひょんなことからTwitterで、京都にあるWeb制作会社の人と繋がって「一度オフィスに遊びに来てみないか?」と言われ「うちでバイトしてみないか?」という流れになりそこでバイトを始めました。

実はそこが前から入りたいなと思ってた会社で実際に入れて。「FICC」という日本でも結構有名なWEB制作会社なんですが、そこですごく力がついて。

ずっとバイトをしていたら、進学か就職がという時期になり、会社的には普通に雇うよとおっしゃって下さりました。でも「大学は行けるなら行ったほうがいいから取りあえず、受けてみたら?」という意見を頂き、進学する決断をしました。

──その時は既にプログラミングを始めていた?

そうですね、高校3年生の5月か6月に初めました。

「行ける大学があるなら行ってみるか」と思いつつ、学校の先生が「立命館大学のプログラミングで行けるAO入試があるよ」と進めてくださり、受けることに決めました。受けてダメだったら就職をして、合格したらとりあえず行ってみるかと思い、受かったので行ってみることに決めました。

──入試の内容はどんな感じ?

書類審査、自作ソフトウェアの審査、小論文、面接とプログラミングの知識に関する口頭試問です。

──自作ソフトウェアの審査って何かを制作するとか?

そうです。何でもいいみたいな感じです。また、自作ソフトウェアの審査の代わりに「あいちゃれ」というコンテストに出て、ファイナリストに残ったら満点で免除してあげるよみたいな感じです。それが僕はファイナリストに残ったんで免除されました。

──あいちゃれのコンテストの時期はいつ?

高校3年の11月とかになります。12月に試験があり12月末に結果が出る感じです。

8月か9月くらいまで完全に進学なんてする気はなかったんですが……。ノリと勢いだけでなんとかしちゃってます。

──そもそも入試は倍率はどのくらいだった?

5人受けて2人だったので、40%くらいですかね。

僕の年は5人くらいでしたね。受験者はどんどん増えていくでしょうね。

──大学生活はどう?

正直、単位がやばいですね。今まで勉強をしていなかったので、立命館という偏差値が高い大学で、理系だから周りが数学とか出来るじゃないですか。国公立狙ってたけど、滑り止めで立命館を受けましたという人もいるなかで「数学かぁ。中2以降やってないな」という状態なので、そりゃ単位もボロボロ落ちだろうという。






これから先も気になる注目の原石

まだ若干19歳(インタビュー当時)の藤原さんはびっくりするくらいしっかりと考えをもっていました。現在もIT企業のスタートアップの立ち上げを手伝ったり、藤原さんだからこそ開ける道を精力的に開拓されていらっしゃいます。自分の才能を磨き続けることで、不登校じゃなかった大学生より、既に一歩突き出ていることに新しい生き方を感じました。

<藤原 慎太郎>
立命館大学報理工学部在学中。中学生で既にWeb系の知識を身に付け高校生では「あいちゃれ2014」でサイボウズ賞を受賞。大学在学中は「Yahoo!」や「pixiv」でインターンを経験。

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