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不登校は面白い人生の幕開けだ

不登校が増え続けている理由は大人との接点の少なさ?【後編】

東京学芸大こども未来研究所研究員 村山大樹

不登校を経験されてからもお仕事でずっと不登校に関して向き合っていらっしゃる村山さん。通常版だとおさまらなかったので3部作でお届けします。
※前編はこちら : 不登校経験から東京学芸大こども未来研究所の研究員になるまでの道のりとは?【前編】
※中編はこちら : 不登校経験から東京学芸大こども未来研究所の研究員になるまでの道のりとは?【中編】

ルネサンス高等学校

ー何で不登校は増えていると思いますか?

忙しいというのが、一つのポイントになるのかなと考えています。
それは大人も子どももみなが忙しくなっていて、子どもの成長をみんなが認めてあげるという機会がどんどん少なくなっているのかなという風に感じています。

大人でいうと経済状況や女性の社会進出、あるいは自己実現ということで自分のために時間やお金を使おうていうのがあります。

子供でいくと、まず周りの大人が少なくなっているというのがあります。
自分と親っていう関係しかなく、近所のおじちゃんおばちゃんが何か声を掛けてくれるとか、一緒に遊んでいる友達のお父さんお母さんであったり、全然知らない地域のおじちゃんおばちゃんがなにか言ってくれたり。

そういう大人の目が少なくなってしまい「何か出来た」とかあるいは「何か出来なかった」時に、それを見つけてくれる人が少なくなってきています。

また習い事なども含め、大人が自己実現というところに目がいっているので、子どもにもそれを同じように与えようとしていています。
自由に子どもが選んで進んでいくというより、与えられて動いている機会が多くなってきていて、じっくりそれぞれの時間を持てる機会が大人も子どもも少なくなってきている。

そうすると、きっとどこかで疲れてしまったり、何かストレスが溜まったり、どこかで歪む部分というのが出てくるんだと。

その形が「落ち込む」という方向かもしれないし、「非行に走る」かもしれないし、「落ち着きがない」だったりとか、具体的にどう出てくるというのはその子それぞれかもしれないんですけど、根本にあるのはそういうことなのかなぁと感じてはいますね。






ー最後に不登校生へのメッセージをお願いします。

はい「いっぱい悩んで良いんだよ」と言いたいです。
絶望して、ぶつかって、落ち込んで、惨めで、そんなあなたで今は良いんだと伝えたいです。

よく、「悩まなくて良い」とか言われるんですけど、よっぽど強い人じゃないと、どうしたって悩んじゃうんですよね(笑)
かっこいい言葉が浮かばないんですけど、ずっとそれを考えていて……。
でも最後は同じことを言いたくて「諦めない」「繋がりを切らない」ことですね。

不登校生は「不登校だからこれが出来ない」「不登校だった自分にこれは出来っこない」と自分で自分の可能性を切ってしまう子が多いと思うんです。

それから、せっかく外からは結構手が差し伸べられているのに外との繋がりも切ってしまう。傷ついていたりするからしょうがないことではあるんですが、自分で跳ね除けてしまうことが結構ある。

それでも、いつか立ち上がれる時がきます。
不登校に万能薬はありません。
悩んで悩んで苦しんだからこそ見えてくることがあるので、焦らずに今をいっぱい悩んで下さいと言いたいですね。

大学生向けに勉強を教えているとある企業の社長が、不登校生は悩んで考えて生きてきたから大丈夫だ。それよりもただ受験戦争に勝ち抜くことを考えて生きてきて、有名大学に入り、大学受験が終わった開放感で大学生活は遊びに勤しみ、そのまま大手企業に入っている学生たちの将来の方が恐ろしい。とおっしゃっていたのが脳裏に浮かびました。不登校生以外の親や大人もこの記事を読んで考えるきっかけになればと思います。






<村山 大樹>
文教大学教育学部卒業後、文教大学大学院教育学研究科修了。「公立中学校における授業動画配信システムの構築」や「不登校対応における直接的コミュニケーション促進のためのICT活用」を研究。現在は東京学芸大こども未来研究所研究員。NPO法人eboard立ち上げメンバー。

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私たちも味わったその経験を、現在の不登校生にお話します。

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